俎上に載らない知見
最近はさまざまな知見・ノウハウが共有されているが、あらゆるものが共有されているわけではない。 以下のようなものは、なかなか俎上に載らない
当人がそれと気がついていないノウハウ
何かをディスることになる知見
当人がそれと気がついていないノウハウ
ある人が行っているが、あまりにも当たり前すぎて言語されない行為は、共有されない
これを打開するには、対話やインタビューによって、別の「当たり前」をぶつけてゆさぶりをかける手がある。 何かをディスることになる知見
「あの本は別に読まなくていいよ」とか「あの人とは付き合わない方がいいよ」みたいなことは、ネットで簡単に公言するにはリスクがある
だからなかなか共有しない
「この人のツイートは目に入らないようにしている」とか「この人の関係のブログは読まないようにしている」とかも同様
こういう話も直接会って、話しているうちにぽろっと出てくることが多い。
とりあえず、「ネットにはなんでもある」というのは嘘である。
「なんでもはないわよ、あるものだけ」という羽川翼さんのセリフのモジりを念頭に置いておくことが大切。 完全オープンなネットワークだけでなく、ある程度クローズドなネットワークも有用だ、という話でもあろう。