事実と意見と可能性をひっくり返すこと
「私はダメな人間だ」というのは、その人の意見であって、事実ではない。他の人がからしたら、ダメな人間とは程遠いこともありうる。
「私はダメな人間だ」と私は思っている、というならば、それは意見の表明である。でもって、この表現なら、私はダメな人間の可能性がある、という領域に留まる。
そしてその領域では、いつでも可能性をひっくり返せる。「私はダメな人間かもしれない」は、「私はダメな人間ではないかもしれない」をも意味するのだ。あとは、どちらを採用するかをそのときどきで決めていけばいい。