不完全な人間の視点
『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』 では、人間は不完全な存在である、という話が頻繁に出てくる。しかし、それを受け入れても以下の二点は起こりうる。
自分が不完全だと感じていると、他の人が完全であるかのように感じられる
他人が不完全であると感じていると、自分が完全であるかのように感じられる
どちらももつらさがある。
人間が意識を向けられるスポットは限定的だからそうなる
これもまた人間が不完全である、ということ。
視点をどこかに当てると、別のところに視点が当たりにくい
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』の話にも通じる。
だからこそ、
瞬間的な決断は考慮されているものが少なく、危ういものになりがち
刹那的なアウトプットとインプットの連続もあんまりよろしいことにはならない
ゆっくり考えること(熟慮すること)は大切。
人間が完全な存在ならば、熟慮など不要
書いて考えることや記録を使って考えることの効用もこの辺りにある。