ボトムアップと方法論の組み立て
『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』で紹介しているデルタ状の実践。
一気にすべてを揃えるのではなく、少しずつ、失敗を繰り返しながら、システムを大きくしていく。
その中で、自分のトリセツが少しずつ手に入る。
これは、完成されたシステムを、そのまま実行するということを、トップダウンとするならば、ボトムアップ的ではある。
実際は、完成されたシステムを目標としているので、ボトムアップ→トップダウンである。
でもって、実際に自分ができることを確認して、理想的ではなく現実的なシステムの完成を目指すので、ボトムアップ→トップダウン→ボトムアップである。
つまりシェイクである。
このように進んでいくと、おそらく提示された完成されたシステムとまったく同じにはならないだろう。
自分のトリセツの成分が加味されたシステムになるはず。
それは、本を書くときに、最初に立てたアウトライン通りには仕上がらない、ということと似ている。
始める前には、わからなかったこと、知らなかったことがある。
はじめてから、それらはわかる。
そのわかったことを加味して、全体を調整していく。