デイリー方式と、すべてを一冊に方式の本質は同じ
毎日、その日用の記入ページを設けるデイリー方式と、思いついたことは何でも一冊のノートに書く方式は、根本的な思想を共有している。
それは「書く場所が必ず存在している」という状態を担保すること。言い換えれば、デフォルで書く場所がある状態を作ること。それによって、「どこに書こうか」という認知的なステップを省略できるようになる。
この視点で言えば、デイリー方式は、ウィークリー・マンスリー・イヤリー方式と単に記入単位の幅が違うだけということになり、それをどんどん伸ばしていって「一生」という単位なら一冊方式になる。
あとは、どの程度のボリュームで入力していくのか、どのくらいのサイズで分節化したいのかという目的に合わせて期間を選択すればいい。
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企画案の翼を拡げる / デイリーノートとブログ / 生活をゆさぶる|倉下忠憲
上記の点を考えれば、「デイリー」でなくても構わないという主張のコアが見えてくるでしょう。ようは「書く場所に迷いが発生しない」メソッドであればいいわけです。
一日のノートについて言えることは、一週間のノートにでも、一ヶ月のノートにでも言えます。どれを使っていても、「どこに書くのか」で迷う必要はありません。時間軸(タイムライン)は一直線のイメージなので、自分がいる点はかならず一点に拘束されます(あなたが多元宇宙に意識を分散させていて、すべてを同時に感じられるならば話は別ですが)。