カテゴリの分断問題
以前Dynalistを使おうと思ったとき、自分の関心領域に合わせて7notebooksという項目を立てた。 https://gyazo.com/5b0b2cd2e4a48e611b2779c2f06c5955
しかし、この領域はどのように設定されたのかを考えると、怪しい雰囲気が漂ってくる。
たとえば、ツール論と哲学・思想が切り分けられている。
では、「ツールが持つ思想」はどこに入る?
たとえば、「アウトライナーの哲学」は?
これは情報整理ではコウモリ問題として知られているが、そこは問題ではない。 問題は、このカテゴリに沿って、自分が発想してしまうことだ。
つまり、長らくこのカテゴリに触れているうちに、無意識に「ツールの話はツールの話、哲学の話は哲学の話」だと切り分けてしまう。
自分の中で本来つながっていたはずの領域が、カテゴリによって分断されてしまう。
このカテゴリに合うように、自分の発想を調整してしまう
それはたしかに整理は楽だろうが、自分がやりたいことはそういうことなのだろうか?
カテゴリによる分断は、この新しい組み合わせを抑制する可能性があるのではないか? 自然な運用は、この7つの領域を、適切にストレッチ(アレンジ)していくことである。
あるいは、はじめからアイデアをカテゴライズしないことであろう。