くどくない文章を書くにはどうするか
読者が知っていることであっても「念のための再確認」では、それほど「くどい」とは感じません。むしろ「そうそう、そうだよな」と納得感が生まれるので、文章を読みやすくする効果があります。
自分で文章を書いているときには、自分が知っていることを書いているので、くどさを感じる、というのはあるだろう。
で、推敲しているときは読者の帽子を被っているので、同じようなくどさは感じにくい、ということもあるかもしれない。 読者が知ってることをあえて書きたいときには、良いまとめを簡潔に行うか、読者の理解に新しい光をあてるか、そのどちらかを狙います。そうすれば「くどい」とは感じません。読者に「うん、そうだね」と言わせるか。「ほほう、そういう見方もあるか」と言わせるか。そのどちらかがあるといいですね。
※強調引用者
読者に「読み飛ばす指針」を与えるのも大事です。知ってることを読者が安心して飛ばせるように見出しや段落を工夫するのです。そうすれば、くどく書いたとしても、読者が読み飛ばしてくれるので安全です。
とりあえずまとめれば、
読者が知ってる(であろう)ことをあえて書きたいとき
簡潔なまとめを示す
別の見方を示す
読み呼ばせるように工夫する
という方法がありうる。