『文章のアウトラインとタスクリスト』
最終的には、アウトライナーを使うというのはどういうことか、というアウトライナー文化論にまで風呂敷を拡げたい。 たぶん、トップダウンとボトムアップとは何か、という考察も必要。
でもって、実はそれは別のことなんじゃね?みたいなことも言ってみたい。
というわけで、この話は二つの方向から検討できる。一つは、タスク管理から見た文章執筆、もう一つは文章執筆からみたタスク管理。実に興味深いものだ。
「アウトラインは文章のタスクリスト」というのは文字通り「書きたいこと、書くべきことを順番にリストにしたのがアウトライン」だから。そして「アウトラインを作って文章を書こうとする」ときに起こることと「タスクリストを作って実行しようとする」ときに起こることは同じじゃないかと思った。
アウトライン通りには書けないけれどアウトラインは常に仮のものとして文章の指針になる。タスクリスト通りには実行できないけれどタスクリストは常に仮のものとして行動の指針になる。そして仮のアウトライン/リストを扱うにはアウトライナーの機能が役にたつ。
そして倉下さんの記事の最後に書かれている2つの視点のうち「タスク管理から見た文章執筆」というのはとても面白いと思う(『アウトライン・プロセッシングLIFE』では文章を書く手法を通じてタスク管理について考えたけど、逆はやってなかった)。