『クリエイティブプログラマー』
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プログラミングは、単に「コードを書くだけの作業」ではありません。プログラマーが考えたことをコードという形でアウトプットするということは、絵を描いたり小説を書いたりといった「創造的な行為」と同じです。本書は、プログラミングにおいて、この創造性を最大限に引き出すための実践的ガイドです。プログラマーが直面する複雑な課題に対して、創造的で革新的な解決策を見つけるための思考プロセスと習慣を探求します。創造性は、一握りの天才だけが持つものではなく、学び、育て、習得できるスキルです。
まず第1章では、混乱を招かないように、本書における「創造性」という言葉の意味を、その起源から紐解きます。第2章から第8章までの各章では、創造性に関する「専門知識」「コラボレーション/コミュニケーション」「制約」「批判的思考」「好奇心」「創造的な心の状態」「創造的なテクニック」という7つのテーマについて、詳細を説明します。
第9章は、コーディングの文脈における創造性についての最後の考察と、学んだことをプログラマーとしての日常業務へ組み込むために役に立つ、いくつかの振り返りを行います。また、主要なテーマごとに推薦書籍をリストアップしています。邦訳があるものについては、その情報も掲載しています。
本書は、あらゆるレベルのプログラマーに向けた書籍ですが、特定のプログラミング言語や技術の事前知識は必要ありません。その代わり、メモによる情報管理術、認知心理学の世界に足を踏み入れ、理論に基づいて創造性の習得を目指します。著者の膨大な知識と経験に基づいて、歴史、哲学、芸術、そしてゲームを引用しつつ、プログラマーが身に付けるべき創造性について説明しています。
なお、『プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基くアプローチ』の著者であるフェリエンヌ・ヘルマンスが序文を寄せています。本書と併せて読むと、より理解が深まるでしょう。
抜き書きメモ
p.55 リュケイオン
マインドセットを変えるということは、散らばっている数個のアドバイスを拾っていくことではありません。新しい視点で物事を見るために継続的に投資するということです
ただ単にマインドフルネスを実践するだけではほとんど効果がないにもかかわらず、短絡思考でデータに過度に頼るマネージャーは、仕事関連の問題の治療薬としてマインドフルネスを大々的に処方してしまうのです