『「書けない」悩みに効く論文執筆術』
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【内容紹介】
阿部幸大氏推薦!
「多忙な「大人」たちの執筆力を柔らかく底上げしてくれる一冊。」
☆もっと時間があれば
☆環境が変われば
☆集中できる場所があれば
☆この仕事さえ片付けば
☆良いアイデアが思いつけば
――といった執筆の邪魔をする思い込みをやっつける!
論文も、大学の課題も、仕事のレポートも。
楽しく、ストレスの少ない状態で、頻繁に執筆と向き合うことで
何があっても「とにかく書き続ける」ための仕事術。
「大学教員むけのライティング・ワークショップから生まれたアドバイス集。
本書の根底にあるのは『これでもっと生産性を上げよう!』という競争の精神ではなく、
『誰だって書くのは大変なんだから、あらゆるツールとサポートに頼っていいんだよ』という親身な寄り添いである。
多忙な「大人」たちの執筆力を柔らかく底上げしてくれる一冊。」
――阿部幸大(『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』著者)
【目次】
Part1 アカデミックな執筆活動
1 夢を手放す
2 アカデミック・ライティングの神話を打ち破る
3 クラフトマンとしての姿勢
Part2 使えるツールを使う
4 3つの手なずけテクニック
5 時間の確保
6 場所の確保
7 エネルギーの確保
Part3 執筆神話を乗り越える
8 ドラマチックに惑わされない
9 あなたの中の悪魔と向き合う
10 最高傑作神話
11 インポスター症候群
12 やるべきことが片付いたら
13 敵意的読者恐怖症
14 他人と比べて自分は
15 パーフェクト・ファースト・センテンス
16 もう一つ文献を
Part4 勢いを維持する
17 ワクワクするテーマを追う
18 始まりと終わり
19 見失った道を探し出す
20 効果的なフィードバック
21 修正と不採択への対処
22 行き詰まりとうまく付き合う方法
23 有毒なプロジェクトを手放す
24 バックバーナープロジェクト
25 休暇、夏休み、サバティカル
Part5 執筆のサポート体制構築
26 孤立の打開
27 教員のライティング・グループを作る
28 キャンパス・ライティング・サポートの構築
"私たちの多くは自分の執筆の苦難を隠したいので、物事を正しく捉えるために他人に助けてもらおうとはしません。一人で後ろ向きな考えを抱え、不安を募らせ、自己不信の沸き立つ鍋の中でぐるぐる回ります"
読書メモ
クラフトマンとしての姿勢
p.025 クラフトマンシップの精神とは、常に技術を向上させるために、まだ知らないことに、直接的に、入念に、進んで集中することなのです。
p.025 ライティングの多くの本では、クラフトマンとしての姿勢が明示されていません。ライティングについてのほとんどの本はフィクションの書き方に関するものですが、フィクションは工芸(クラフト)よりも、アートの一種と捉えられます。これらの本では、執筆のプロセスとは想像力の錬金術であり、特別な人々によって特別な人々のために編まれるものであると示唆されていることがあります。執筆方法がそれほど謎に包まれていない形式の文章、例えば新聞記事や雑誌記事、小論文を執筆するために書かれた、ノンフィクションのための本であっても、ライティングはクリエイティブなプロセスから湧き出るものであり、そのプロセスを育み、解き放てばよい、という無益な考えを煽るものである場合があります。
p.025 熱心な大工でもあったミルズは、社会学の仕事道具として、注意深く記録され整理されたアイデア、計画、参考文献、そしてエンビデンスについて詳しく論じています。
C.ライト・ミルズのこと。「知的クラフトマンシップについて」
『社会学的想像力 (ちくま学芸文庫 ミ 22-1)』に収録されている?
p.028 "私たちが大志を抱いて、排他的なエリートに仲間入りするのに十分なほど賢く見せようと試みるとき、私たちは執筆のあらゆる問題のドラマの毒牙にかかります"
アカデミック・ライティングを技能として扱う
p.029 だから、進んで自分自身を学問の見習いとして定義するようにしましょう。あなた自信を技能の練習に捧げましょう。自分の注意を、必要なこと──自分自身ではなく、仕事に集中させましょう。すべての良い職人と連帯して、効果的なツールを集め(詳細は次章以降で述べます)、効果的な習慣を育てましょう。根気よく仕事に必要な時間、場所、エネルギーを確保してください。クラフトマンとしての姿勢が、あなたの仕事を成し遂げるのを助けてくれます。
三つの手なずけテクニック
プロジェクトボックスを作る
p.037 実際、私はほとんどいつも次の日には気分が良くなっています。どうやら、プロジェクト(あるいは自分自身や自身の人生)に敵意を表す許可を自分に与えることは、自分を前に進めてくれるようです。吐き出しファイルは、どういうわけか、プロジェクトを威圧的でなく飼いならされた、親しみのあるものに変えてくれるのです。
少なくとも15分は毎日書く