Zettelkastenでは何も思いついていないなら何も書かない
from 2025/6/2
Zettelkastenでは何かを思いついたら書く。そのときに、それまでに自分が考えたことと照らし合わせて考える。
私はそれを「全体を見る」と呼ぶ。
その結果、「全体における位置」が見出される。
これは分類ではない。
分類のイメージは、大きな袋が複数あって、そのうちのどれか一つを選んで放り込むこと。袋の中に入っていることは確定しているが「場所」は固定されていない。タグ機能などによって複数の袋に入れたとしてもそれは変わらない。
一方で、生物の分類を決めるときはどうか。
ドメイン→界(かい)→門(もん)→綱(こう)→目(もく)→科(か)→属(ぞく)→種(しゅ)
のように細かい決定をしていき、3番目に発見された種、みたいなことが言えればそれは「位置」を持ったことになる。もし「生命の樹」が描けるならば、それぞれの動物はその樹の中に「位置」を持つといえるだろう。
これは大きな袋に大雑把に放り込むのとは違った行為である。しかしこれも分類とは呼ばれるだろう。
ただしこれは静的な分類であることには注意したい。
思いついていないのに書くとはどういうことか。
https://gyazo.com/622a6a918df03855c34fd59d1ad37b91
たとえばこれを眺めて「どんな項目が他にあった方がいいだろう」と考えて、1.2とか1.3を書き出すこと。それが「思いついていないのに書く」だ。あるいは、より意味を明確にするために「考えていないのに書く」でもいい。中身が空っぽなんだけども見出しだけそれっぽいのが思いつくからまず並べておく。そういうことをZettelkastenではやらない。たぶんこれがごりゅごさんが「目次から考えない / ボトムアップ」と呼んでいたことであろう。
でもって僕たちは、ついつい「考えていないのに書く」ということをやり、実際にそれについて書く段になって困ることになる。少なくともZettelkastenをやろうという場合にはそうした行いは慎む必要がある。