Zettelkastenでの間への挿入
from:/choiyaki/20251130日誌
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この図で言えば、1,1と1,2の間に追加したくなったら、ということだろう。
もし、追加したいものが1,1と何かしら直接的な関係があるものならば、1,1の階層のどこかに置かれることになる。一方で、直接的な関係ではないが、1,2よりも近しい感じがするならどうするか、という問いにパラフレーズできるが、そもそもルーマンはそのような思考でカードを書いていなかっただろうと推測される。
ルーマンは「アウトライン」を作っていたわけではない。
もしすでに書かれたカードが上記だけならば、ルーマンは1,1の中に置いたか、1,3に項目を立てただろう。
別にそれで構わない。この話題について思考するとき、常にこのカードセットが立ち現れるから。
もし文章をまとめるときに、流れを整理したいなら、一枚のカードの中に、参照すべきカードの番号を並べていく(これはアウトラインと呼べる)
上記のアウトライン形式の表現は、単にそう表現できるというだけで、ルーマンは常に「カード」を見ていた。あるいはカード群で議論を構成していた。そのような道具と思考がセットになって、知的生産を行っていた。
私たちは、今「アウトライン」を見ている。だから「近い場所に置きたい」という感覚が生じる。
よって、「目的」が異なるという表現よりももっとラディカルに「思考様式」が異なっていると考えた方が実態に近いだろう。
あとルーマンは一枚のカードをかなり慎重に書いていただろうし、現代のように「とりあえず」ぽんぽん置いていく方向とは違ったのではないかと予想される。