VRピュトア
人は、問題が起きたときに、誰かに(つまり擬人化された対象に)怒りやらなんやらをぶつけざるを得ない生物だと仮定する 問題をシステム的に理解するのではなく、単一の、簡単な因果関係が整理する「原因」があると考えてしまう それが現実に存在する人間をターゲットにするとき、大きな不幸が訪れる
現実に存在する人間ではない、代役が立つとすれば?
噂話の中にしか存在しない非実在的な登場人物
そういうものが人々の断罪欲求を引き受けたとしたら、社会は平穏になるだろうか? その世界は本当に平穏と言えるのだろうか?
一番の問題は、リニアな問題だと認識されているので、その解決策もリニアな問題解決が探られる点だろう 最初においた仮定を乗り越えられるのが健全であり、理性的ではあるのだろうが、難しいようにも思う。