Cosenseの主役は情報
一方で、Scrapboxにおける主役は、「情報」そのものです。
誰がページを作ったのか、誰が追記したかということは、たいした重みづけを持たされていません。人はおまけ(せいぜいメタ情報)に過ぎないのです。
まず記述すべき情報があり、その情報の回りに、さまざまな別の情報がつながっていく、という形になっているので、視点の中心は常に「情報」だと言えます。
一方、Scrapboxは、「情報」が主役なので(言い換えれば使用者が主役ではないので)、複数人でも使っていけます。ひとりで使うことと、複数人で使うことにたいした差異がないのです。この点は、Roam Researchでは難しいでしょう。
この差異は、ひとりだけで使っていると気がつきにくいですが、いくつか他の人のプロジェクトに所属したり、あるいは他者を招いてプロジェクトを開いたりすると、その差異ははっきりと感じられるはずです。