AI精神病
現代人が陥る「AI精神病」。最新研究でわかったAIの人たらし術とは? | ギズモード・ジャパン
AIへの過度な信頼、依存が引き起こす死すらもたらすリスクがある妄想
研究チームは、AIチャットボットにある3つの特性を発見。AIチャットボットを長く使用していくと、これらの特性によって、ユーザーを独自の妄想へと駆り立てていく可能性があるといいます。
友人との対話や、専門家のカウンセリングでは発生するだろうファクトチェックが、AIとの会話では起きず、その結果ユーザーは自分の妄想のループへ陥り、特定の思想をより強めていくといいます。研究員は、これを増幅スパイラルと命名。
三つの特性(AI的人たらし術)
言語的アライメント
ミラーリング
AIはそもそも、日々、より人間らしく話ができるよう精進(?)しています。この話し方とは、文法だけでなく、話すスピードから声色、会話の雰囲気全体を含みます。言語的アライメントとは、この会話の雰囲気をユーザーに合わせるトーク術。会話のミラーリングです。
調査で引用された過去の研究では、ユーザーが好んで使う言葉、その言葉を使う頻度、一息のトークの長さなど、会話における細かいところまでユーザーに似せていくのだといいます。これを、相手に気づかれないよううまくやることで、相手は一気に親近感と信頼感を持ちます。人対人のたらし術なのですが、AI対人でも同じように作用すると、研究は理論立てしています。
カスタマイズされた寄り添い
AIがあなたのことを知れば知るほどカスタマイズ性は上がります。生成されるレスポンスはあなたに寄り添った、あなたが求める、あなたが聞きたい内容に。結果、あなたの危険かもしれない妄想をより補強、拡大させていく手助けとなってしまいます。
お世辞上手
AIは「そうだよね、私もそう思うよ」と同意し、ユーザーの考えを全肯定するところがあります。そうだよね!と言われると、ユーザーは自分を理解してくれていると感じ、さらにAIの使用頻度があがるうえに、使うのがもっと楽しくなります。結果、AIとのエンゲージメントはますます高まっていきます。
ぱっと見ると、詐欺師が「顧客」に取り入るときの会話術と共通点が多い。そりゃそうか。
学習し、しかもユーザー側から積極的に情報を提供するから、余計に上達していく
「ズレ」がなくなっていく
私たちは他者と「ズレ」があるからすれ違うし、誤配(つまり新しい創造)も生まれる
アナログハック、マインドハック、ヒューマンハック
ワンマン社長がイエスマンに囲まれ、おだてられて判断を危うくしていくのと構図は同じ