ADR
Architecture Decision Record
意思決定を記録するArchitecture Decision Record (ADR)の話 - NIFTY engineering
Architecture Decision Record(ADR)は、ソフトウェアやシステムの設計における意思決定を文書化するための手法の一つです。ADRは、プロジェクトのアーキテクチャに関する重要な意思決定やその背景、理由、代替手段などを記録するために使用されます。これにより、将来の開発者やメンバーがプロジェクトの進化や変更に理解を持ちやすくなります。
ADRには概ね以下のような情報が含まれる
コンテキスト(Context): 意思決定を行った背景や文脈に関する情報。プロジェクトの現状、問題点、要件など
意思決定(Decision): 実際に行われた意思決定に関する情報。採用されたアーキテクチャの選択、採用しなかった代替手段など
結果(Consequences): 意思決定の結果として期待される影響や将来の課題に関する情報。採用したアーキテクチャがどのようにプロジェクトに影響を与えるか、またその他の代替手段がどのような結果をもたらす可能性があるかなど
ステータス(Status): ADRがどのような状態にあるかを示す情報。進行中、完了、廃止など