自意識の肥大化の弊害
自意識を肥大化させるものと、自意識を相対化させて「みみっちく」するものがある。 肥大化がある閾値を超えると、後者のような情報が受容されにくくなるのではないか。
肥大化した自己意識がアイデンティティーと癒着しているとき、後者のような情報は、自己を傷つけるものとして、もっと言えば否定するものとして立ち現れるから。
当然、そうしたものは受け付けられない
自意識が少し大きくなっているうちならば、それが否定されるのを受け入れるのも難しくない。
潰されるものが小さいから
その意味で、若い頃に先達に知的にボコボコにされておくのは、おそらく有用なのだろう。
自意識を傷つけかねないものは慎重に回避される。
「自分を見つめる」といったテーマも同様。
それよりも、「ありのままでよい」というコンテンツの方が受容されやすい