箇条書きとアフォリズム
箇条書きは、全体の要点だけを示し、シンプルに話を進めていく断片的手法。
アフォリズムは、──特にその連続で構成される文章は──、端的に実用的な指示や教訓を与える断片的手法ではあるが、そこに書かれていることだけを伝えるのではなく、むしろ「匂わせる」こと、箴言と箴言のはざまにあるものを感じさせること、が一つの機能としてある。一つの流れとして語られていない、という点に、つまり断片的連続性が表現の一手法となっている。