知識を体系立てて統合するのはハイレベル
いろいろなノウハウ書を読んで知見を得ることが知的生産の技術レベル1だとして、そうした知見を整理して体系的に理解することは知的生産の技術レベル2やレベル3に相当する。
なんとなく全体像を作ることは難しくない。むしろそれは人間の脳が自然に行っていることだ。
しかし、脳は全体の整合性を意識しないので(部分的な整合があればそれでよい)、全体を見たときに調和が取れていないものが作られる
エッシャーの絵が成立するのもそれと似た理由だろう
『文学のエコロジー』も参照のこと。
逆上がりはできないとすぐにわかるが、何かを理解することは、「まったくわからない」だけでなく「誤った理解をする」という形があり、後者の場合はできていないと気がつくのが難しい。
体系を持って整理するためには、部分に注目しながら、全体も見据えるという行ったり来たりが必要になる。
Keyword
ノウハウ書の読み方、ノウハウ書の使い方、体系化、読書の技術、本の使い方