断片の蓄積
断片の操作における、第一の目標はその蓄積である。なぜならば、いくら断片が接続可能性を持っているにしても、断片それ1つしかなければ、他とつながりようがないからである。状況を拡大して捉えれば、その数が多いほど、持ちうる組み合わせの数も拡大していく。アイデア可能性が拡大する 人の記憶、それも想起できる記憶の数だけに限定するのではなく、それまでの体験から得てきた断片の全体を元にして、新しい組み合わせを探すこと。それが知的な成果へとつながっていく。 だからこそ、断片は作成するだけではなく、蓄積されていかなければならない。また、その蓄積は、一カ所に限定される方が効率は上がるだろう。
初出:2017.Feb.2