家事と仕事の報告価値の違い
この規則に従えば、尋常ならざるできごと、問題を孕んだできごと、あるいはけしからぬできごとこそ報告価値があるということになる。この型の要点はニュースの本質そのものであり、とくにその強烈な例がタブロイド紙に載るたぐいの話だ。
家事は毎日繰り返される。メンテナンス的な作業である。基本的にそこには「尋常ならざるできごと」はあまり含まれない。一方、会社に行って仕事をしていると、「尋常ならざるできごと」に度々遭遇する。よって、家に帰って会話が交わされると、家事の話はあまりされず、仕事の話が優先される。これでは家事を担当している方は話を聞かされるばかりでつまらないだろう。