『思考を耕すノートのつくり方 自分の知的道具を手に入れる』
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(著) 倉下忠憲
「ノート」が変われば「思考」が変わる。
「思考」が変われば「行動」が変わる。
「行動」が変われば「人生」が変わる。
日記・作業記録・発想メモ・思考整理・読書・研究・会議・ブレスト……
今日からできて、一生役立つ 書き方の「型(テンプレ)」を多数収録。
思考を耕し、アイデアが実るノートのつくり方がこの一冊でわかる!
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chapter 1 知的道具としてのノート
#1「頭の中だけ」は限界がある
「もっと頭が良くなりたい」という願いをお持ちではないでしょうか。
私たちの周りにはたくさんの情報があり、それを処理する必要に迫られています。問題解決、情報整理、情報発信、自己啓発、自己実現、……。日々の課題は山積みであり、情報処理に追われる毎日が続きます。よほどノーテンキな人以外は「ありのまま」で生きていくのは難しいと感じられるでしょう。そんなとき、「もっと頭が良くなりたい」という願いは切実なものになります。
しかし、その願いは簡単には実現されません。
コンピュータのようにパカッと頭を開いて新しい部品を追加するわけにもいきませんし、ネットから最新のソフトウェアをダウンロードするわけにもいきません。私たちは、私たちの頭と共に生きていくしかないのです。
しかし、まったく手の打ちようがないかというとそういうわけでもありません。「道具」が役になってくれます。道具を使うことで、頭単体では実現不可能だったことを成し遂げられるようになるのです。
力仕事ならわかりやすいでしょう。鍬、梃子、車輪、などを使えば、人の力だけでは成し遂げられないことが可能となります。大げさに言えば、そうした力道具たちは、人間の拡張をもたらすわけです。そうやって人類は、生活を拡大してきた歴史があります。
頭仕事でも同じです。たとえばそろばんや電卓は、情報を「記録」してくれているおかげで、すごく難しい計算も成し遂げられるようになります。人間の計算能力を底上げしてくれるのです。
こうした頭道具(あるいは知的道具)を使うことで、頭の「使い方」を変えることができます。もっと「うまく」頭を使っていけるようになるのです。自分の頭だけで頑張るのではなく、頭と道具の共同作業で目的を達成する。そんな風に捉えてみるとよいでしょう。
ノートもそうした頭道具のひとつと言えます。
【目 次】
はじめに
Chapter 1 知的道具としてのノート
「頭の中だけ」は限界がある/頭の使い方のサポート/気軽に、自由に使う
Chapter 2 使い方のスタイル
ノートの種類/罫線の意味/サイズ/紙質と使い心地/ページ/タイムスタンプの重要性/ナンバリングの利便性/貼りつける etc.
Chapter 3 書き方のスタイル
日記/作業記録/メモ(アイデアメモ)/講義ノート/タスクリスト/
会議・打ち合わせノート/着想ノート/思考の整理/研究ノート/読書記録/ライフログノート/振り返りノート/フリーライティング etc.
Chapter 4 ノートQ&A
何からはじめるのか/いつ見返すか/記入量の増やし方/ノートの使い分け/デジタル情報とのつきあい方 etc.
付 録 ノートをさらに使うためのブックガイド
おわりに ノートを自由に使う
告知記事
感想ツイートなど
倉下忠憲さんの『思考を耕すノートのつくり方 自分の知的道具を手に入れる』をご恵送いただきました。
ノートは急かしたりしない。その使い方が自由であるだけでなく、私たちの思考を自由にしてくれる。読後ワクワクしてきて、新しいサブノートの導入を思いつき、注文した。
倉下さんの著作は、解説される”そもそも”から行動へ移すまでの間に、歪みや別の文脈をくっつけまいとする繊細な配慮がなされていて、かつそれが洗練されて読み下しやすくなっているところが凄いと思う。そして、もう半面はラディカルで、大人の実践を刺激する毒(薬)が込められてもいる。
倉下忠憲さんの新刊、『思考を耕すノートのつくり方』(イースト・プレス)にて、ノンブルノートNをご紹介いただきまして、見本誌を頂戴しました。ありがとうございます。
ご紹介といっても、ページ数(ノンブル)の入ったノートの一例として写真の掲載だけなのですが、他にもノンブル入りのノートはいくつかあるのに、その中から選んでいただけて光栄です。
目次をご覧いただくとわかりますように、ノートのたくさんの用途ごとに、こう使ったらどう?という提案があります。ですから、ノートをどんどん使いたいけど、ちょっと迷いがあるという方には、次の一歩を後押ししてくれるのではないかと思います。
ノート術の本は数多ありますが、こちらは基礎知識から広い視野で書かれていますので、最初の一冊としてもいいかもしれません。そしてノートについて、もっと追求したくなったら、巻末のノート術ブックガイドも役に立つかと。
ご興味ある方は、ぜひご覧ください。m(_ _)m
倉下忠憲さんから、新刊「思考を耕すノートのつくり方」をご恵投いただきました! ありがとうございます。
早速楽しみたいと思いますが、ひとつだけ。
「はじめに」の1行目が秀逸すぎて、先に進めません。どうすれば良いでしょうか?
ご恵投いただいた倉下忠憲さんの『思考を耕すノートのつくり方』を読了しました。非常に面白かったです。
実は誰も教えてくれないノートのそもそも論から始まり、ノートの「書き方」と「使い方」を分けるというあまり見たことがない説き起こし方をしている。それはノートとのインターフェイスとアプリケーションと言い換えてもいいかもしれない。自分のノートは、その掛け合わせでつくられるわけですね。
倉下さん @rashita2
から新刊「思考を耕すノートの作り方」の貴重な一冊をいただきましたので、読みながら少しずつこのハッシュタグでツイートしていきたいと思います
そういえば、「モレスキン 「伝説のノート」活用術」からもう13年が過ぎてしまったんですね
倉下忠憲『思考を耕すノートのつくり方』(イースト・プレス)読了
恥ずかしながらこれまでノートに方法論まで考えて向き合ったことがなかったのですごく勉強になった
思考の自由を手に入れるためのノート術。大学一回生の講義冒頭にでもエッセンスを伝えておくと変わるかもしれない
倉下さん @rashita2
よりご恵贈いただいた『思考を耕すノートのつくり方』、読み終わりました!知ってるようで知らないノート論、自分の思いをノートに記すという行為についてのあれこれがみっちり詰まった本です。
読んでるときに感じた気持ちを何かに例えられないかと考えてたんですが…、大きな木があって何度も木登りしてるうちに自分の好きな登り方見つけて自分の好きな枝にいつも座るようになるんだけど、あるとき友だちと一緒に登ってみたら、その子は違う登り方してて、そっちも魅力的だな!って気づくとか。
大きな木は身近な存在なんだけど、とっても大きくて同じようで違う枝が四方八方に伸びてて。ノートってそんな存在だなと思いました。
あるいは、自分がいつも運転する道を、誰かの運転する車に乗って行く感覚。経験値がたまり習慣になってる運転(ここで左車線に入るとか次の信号赤になるから焦らず行くとか)とは違う別のやり方を見て、なるほど~と思ったり、なじみすぎて目に止まらなかった車窓からの風景をへぇ~って眺めたり。
子供の頃から身近すぎてそもそも説明不要じゃない?と思っていたところから丁寧に解説されていて、あらためての発見があったり、紙に書くことの便利さと楽しさを再確認できる本でした。楽しかった!
面白かった。
ノートを書くことに、悩んでいる人に読んで欲しい。
たぶん、そういう人は、いろんなノート術を読んできたか、もしくはこれから読む人。
絶対な技術はないし、失敗もする。
どこかでここを通過することでいつか自分なりの方法を見つけるヒントがたくさんある。
過ぎたから、すんなり読めたけど、もし、10年前に読んでたら、ここまですんなり読めていなかったかも。
うちあわせcastでの会話を切り取ってるようにも感じられてとても楽しめました。
そうか、それ通りにやらないと、とか、自分のやり方がうまくいかないことに悩むことがなくなっていたんだ。
今更気づいた。
うまくいかない→もうだめだ
ではなくて、
うまくいかない→次どーする?
これが基本動作になっておくと自分の方法を見つけるための準備が一つ整うのかも。
倉下さんの『思考を耕すノートのつくり方』を読んでいるけれど、いちいち膝を打つ記述ばかり。文具にべったりではなく、それでいて各種の違いをきっちり押えているのが、まさに我が意を得たりというか。引き続き読み進めます。
『思考を耕すノートのつくり方』(倉下忠憲/イースト・プレス)読了。
「ノート」を、物理的側面・運用的側面から述べた一冊。視点が面白かった。例えば罫線の種類による用途とか、言語化して考えたことは一度もなかったが、実際言葉にしてみると認識しやすく扱いやすくなることを身にしみて感じる。
ノートをつくることについて、様々な方法や型を提示される。
が、読者自身が方法を選んでそれを作り変えていくように、あるいは書かれていない自分のやり方を編んでいくように、開かれている。決して「正解」を押し付けられることがないように感じた。まぁとにかくやってみよう、と思える一冊。
足元を見つめて立ち止まっているひとの手をとって、視線を上げるよう促して、こういう道もあります、でもこの通り行かなくてもいい、私はこっちに行っている、きみは行きたいところにいけばいいんですよ、と言われているようで、励まされているようだ。自由である
面白くて付箋を貼ったのは、著者の過去が語られるcolumn4と056「ノート運用のポイント」。
実際にやってみようと思ったのは振り返りについて。いま、botを振り返る機構がないので、月一とかで振り返りをしたり、botノートに「課題」スタンプ押したものを書き抜いたノートを作ってみようと思った。
著者の実際の手書きのノートがチョイチョイ画像で挟まっているのだけど、味のある字でとても良い。完璧である必要がないと思える。
すばらしいものを書くことなんてぜんぜん期待されていなくて、それでもなんとかやっていくことを信頼されているような、とても良い一冊でした。本棚に挿します。
書評・紹介記事