『バザール執筆法』
目次を作って、その通りに書いていくというのは、ウォーターフォール的であり、つまりは伽藍的である。
では、その方法を執筆という行為に取り入れたらどうなるか?
一人の舵取り
たくさんの改善人・提案者・バグ発見者
から成るチーム。
結城先生のネットでレビュアーを集めるやり方は、これに近いと言えるか?
何かを考えるためにまず書く、そうして書いたものをベースに書くことについて考える。何かしら再帰的な匂いを感じるな。
これまでは、原稿というオブジェクトがあり執筆や書き直しによってその内部的な状態を変化させていくイメージを持っていたが、バザール執筆法では、ある関数を通すことで、その度ごとに原稿が生まれるというイメージに変化してきた。
メモであるかのように本文を書き、本文であるかのようにメモを書く。
最初からできるだけ固めて書くようにしても、ラフに書けるだけ書いて後で整えるようにしても、結局時間はかかるものだ、ということを今回は学んだので、「なるべく早く着手する」というのがベタープラクティス。
tweet.
第五章β稿の半分まできて、第七章ではこんなことを書くんだろうな、ということが見えてきた。逆に言えば、書き始める段階では何も想定していなくても、書きながらそうした想定は自然に立ち上がるのだとも言える。
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