deleteとdelete_allとdestroyとdestroy_all

1.レコードに使用するメソッド

Model.first.destroy

そのレコードに対してActiveRecord::Persistence#destroyを実行し、削除する

Model.first.delete

そのレコードに対してActiveRecord::Persistence#deleteを実行し、deleteSQLを直接発行する

2.レコード軍に使用するメソッド

Model.all.destroy_all

モデルのレコード軍1つずつにActiveRecord::Persistence#destroyを実行する

Model.all.delete_all

モデルのレコード軍にActiveRecord::Persistence#deleteを実行し、deleteSQLを直接発行する

3.子レコード軍に使用するメソッド

Model.first.children.destroy_all

Model.first.children.destroy(child)

子レコード全てもしくは1つまたは複数に対してActiveRecord::Persistence#deleteを実行する

ActiveRecord::Persistence#destroyではなくActiveRecord::Persistence#deleteなのに注意！

よって子レコードが削除される際に孫レコードの:dependentは処理されない

Model.first.children.delete_all

Model.first.children.delete(child)

子レコード全てもしくは1つまたは複数に対して:dependentの設定に従った処理を行う

4.has_manyやhas_oneにつける:dependentの値

:dependentとは

親レコードがActiveRecord::Persistence#destroyで削除された時に紐づく子レコードに対して実行されるメソッド

下で紹介する他にもリレーションシップのみを切断(該当カラムをNULLに)する:nullify(デフォルト値？)も指定できる

has_namy :children, dependent: :destroy

親レコードが削除された時に、紐づくレコードを全件検索し、関連の深いところから1件ずつ削除する

:before_destroy、:after_destroyが作用するのでそこで何か処理がある場合はこちら

場合によってはSQLを大量に発行するのでパフォーマンスコストが高い

子レコードが1件づつActiveRecord::Persistence#destroyで削除されるので、孫レコードを持つ場合、孫レコードの:dependentも処理される。

has_namy :children, dependent: :delete_all

has_one :children, dependent: :delete_all

親レコードが削除された時に、紐づく子レコード軍に対してActiveRecord::Persistence#deleteを実行し、deleteSQLを発行する

before_destroy、:after_destroyが作用しない

関連するテーブルの数だけのSQLしか発行されないのでパフォーマンスコストは低い

子レコードはActiveRecord::Persistence#destroyで削除されるわけではないので孫レコードの:dependentは処理されない

上記の影響で外部キー制約違反が起こりがち