フレーム問題
「今しようとしていることに関係のある事柄だけを選び出すことが非常に難しい」という1969年に提唱された人工知能の問題.
関係ある事柄だけを選んで考える(フレームの中で考える)という問題である
例: 台車の上にバッテリーと爆弾が乗っているが,ロボットにバッテリーを持ち出すように命じる
素朴にやると台車ごと持ち出して爆発してしまう
行動の結果どうなるかを計算すると「まわりの環境はどう変わるか」という部分の計算を無限にしてしまい爆発する
まわりの環境など無関係なことを考慮しないように指示すると「どれが無関係か」の計算を無限にしてしまい爆発する
人間にとっても難しい判断を迫られるということであるが,人間はどこかで見切りをつけることができるため,人工知能もそういうことができるようになれることを期待されている.
#60年代