SUR工房
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寝静まったリビングで、ひとり電鍵を持ち出した。夜の灯りのもとで星というよりは、ひとり乗りの宇宙飛行機のようで、私にぴったりのデザインだ。
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なぜ「縦振れ電鍵」なのか。SURさんとJDIさんに尋ねたくて SUR工房に出向いた。
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「例えば交信を終えるとき、それも気持ちのいい交信を終えるとき」は、単に「 TU 」と送るのではなく、「ツー トトツー(間隔は詰め気味にしながら、ツーを長めに)」と、符号に気持ちを込めるためなのだと... 。
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みっつのオレンジ色は JDIさんの電鍵。私も縦振れ電鍵を必要とするほどの技量を持ちたい。左側のシルバーの横振れ電鍵が、私が選んだ「CIR-45D SP」。どうやって作っているのか、工房の中に入らせてもらい加工機を見せてもらった。
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SUR工房の様々な電鍵は、この掌から作られるのか。金属を扱っているSURさんの掌は、木を扱ってきた私の父の掌よりも優しかった。
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