里山民家
気持ちのいい秋空のもと、茅葺き屋根に秋の日差しがそそいでいます。茅葺き屋根の大きな屋根、里山民家は狭山丘陵周辺に実在した江戸時代の民家でした。母屋の中には、囲炉裏やかまどがあり、囲炉裏端では、子どもたちが思い思いに遊んでいました。庭では竹馬が楽しそうでした。
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武蔵村山市の里山民家。後ろには岸たんぼが広がります( 2017.09.18)de JN1GGZ
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茅葺き屋根の大きな屋根の里山民家、狭山丘陵周辺に実在した、江戸時代の民家でした。民家とはいえ、かなりハイグレードだったので、現在まで残ったのでしょう。
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・木造「平家」建て → 木造の「1階」建て
・間取りは「右勝手」 → 間取りは「かまど(台所)が玄関から向かって右側」
・「食違四間型」 → 「奥の間、でい、座敷、お勝手の4つの部屋が、田の字型ではなく、座敷が一段と広くなって食い違っている型」
・屋根は「入母屋」の「茅葺き」 → 屋根は「上部は切妻、下部は寄棟の組あわせの形状」の「ススキなどを材料にして葺く」
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縁側も庭に面していて、縁側と庭が一体となり、「外」と「内」がひとつに、つながっていました。庭では竹馬が楽しそうです。子どものころ、家の前の路地で、初めて竹馬に乗れたときのこと、すっと目の高さが上がると、遠くまでよく見通せました。すると、見慣れているはずの路地の景色が、一転しました。「これが、大人の視線なのか... 」と、気づいたことを思い出しました。
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囲炉裏からの木のいぶされた香りが、家中に満たされていました。よく「五感で感じる住まいは、豊かな住まい」と言いますが、中でも、嗅覚(きゅうかく)にもっとも、うったえるのは、こんな木のいぶされた香りです。囲炉裏端では、子どもたちが思い思いに遊んでいました。ここでは、「スマホでゲーム」は似合わなそうです。
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入母屋屋根です。上部は切妻(二方向へ傾斜)、下部は寄棟(四方向へ傾斜)の組あわせの形状)。三角の部分が格子になっていて、空気が抜けるようになっています。9月中旬を過ぎると、コスモスの花壇越しの茅葺き屋根がきれいです。
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大きなひとつの屋根は、「家族はひとつだよ」と言ってるように見えませんか。私も住宅を設計するとき、設計図にこんな「大きなひとつ屋根」を描くとき、住まいてさんの家族が、仲良くいられるようにと、願いながら描いています。そうそう、今はない私の祖母の家も、こんな茅葺き屋根でした。
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