一眼レフカメラ光受信機(OM-2N)
フィルム一眼レフカメラのフィルムの代わりにフォトICダイオードを内蔵
1.3km離れた屈折望遠鏡の、赤く輝く対物レンズに照準を定めるために、受信側にも相応の準備が必要だ。最初からフォトICで受光するのではなく、目視で確認する必要があるだろう。その切り替え機構を備えている光学機器がある。一眼レフカメラだ。フィルム面にフォトICを内蔵すればうまくいきそうだ。
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一眼レフカメラはレンズを自由に交換できる。このレンズは焦点距離:50mm「標準レンズ」と呼ばれ、人間の視野に近い自然な画角、遠近感に写るレンズだ。今回の伝搬実験では「望遠レンズ」、焦点距離:300〜400mmがいいだろう。
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「一眼レフカメラ」はレンズとフィルム面の間に、上下に可動する鏡を持つ。常にレンズからの入射光は、鏡に反射しファインダーに結像しているが、シャッターを押した瞬間のみ鏡は跳ね上がり、レンズからの入射光はそのままフィルム面に結像する。
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35mmフィルムの1コマのサイズは 24mm × 36mm。デジタルカメラでいう「フルサイズ」はセンサがこの大きさだ。この大きさに合わせた受光部を3Dプリンタで生成する。受光部はの中心にフォトICダイオードを配置し、とらえた赤い輝きから振幅変調取り出すセンサとなる。
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OLYMPUS OM-2N、1979年に発売。川越の丸広の1階にあったカメラ屋で購入、両親から買ってもらった最古の宝物だ。中2の写真家の被写体は友達ばかりだったが、建築の仕事を始めると建物ばかりとなった。何回も処分しようと思っていたが、手放せないでいた。44年経った今、もう一仕事お願いしよう。
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FTR102(光モールス)・FTR105(光モールス・ボイス)どちらも受信回路は同じ。フォトICダイオード(S7183)に受光した信号を、オーディオアンプIC(M2073)でAmpする。トランジスタ(2SC1815)はリップルフィルタ、フォトICダイオードの電圧を一定にするため。
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