「狭山↔丹沢山塊反射↔相模原」70km交信実験結果(240526)
丹沢山塊反射433FM通信実験(2024.5.26)の結果。神奈川県側は国道16号「橋本五差路」手前、相模原緑区「南京亭 相模原橋本店」脇あたり。丹沢山塊は雲に隠れるも蛭ヶ岳までは22kmと近く、国道の向こう側に見える位置だ。ここから埼玉県ハンディ局(所沢市・入間市・狭山市・川越市)4局と交信できた。
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神奈川県側のポイントはJI1YUS/JN1GGZ。相模原緑区橋本「南京亭 相模原橋本店」脇あたりにて。この地点でなくても、「丹沢のかけら」が見える位置なら交信可能だろう。左手の交差点は「橋本小学校入口」、渋滞スポット「橋本五差路」のひとつ手前、八王子側の交差点だ。
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日曜日の朝9時。さすがは南京亭、お客さんの出入りがたくさんだ。ハンドマイクを忘れた私は右手にFT5D、左手に5ele八木を持ち、周りの目を気にしながらの運用だった。実際に運用してみるとアンテナの使い勝手、次回はどう修正したらいいか気づくことがあった。これもアンテナ自作の楽しみなのだろう。
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私が立つ国道16号沿い相模原緑区橋本「南京亭」脇から、JJ1HMQが立つ狭山市内、国道16号「市民会館入口」につながる「昭代橋」歩道まで、直線距離で31km。直接波での交信は不可能だが、「丹沢山塊反射」を利用すれば交信できるはず。交信距離は70kmになるとしても。
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「GGZさん、あんたは何も知らない。あんたの回りにいる学生さんたちから教えてもらった方がいい」気持ちのいいコメントではないが、指摘は正しい。私はこの年齢になっても、成長できずわからないことがたくさんある。けれども「わからないこと」こそが、私の武器であり原動力なのだ。
国道16号「橋本五差路」。この地で暮らす人たちはみな丹沢を知っている、この歩道から樹木の向こう側に丹沢の山並みが見えることを知っている人もいるだろう。だが「丹沢のかけら」でさえ、ここから70km以上離れた埼玉県まで電波を反射させ、交信を手助けする優しさを持つことを知る人はいないだろう。
その電波の不思議と向かい合い、電波の頼もしさ優しさを実感できる趣味がある。その不思議や頼もしさ優しさを、仲間と共有できる趣味がある。
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