FTR102(光モールストランシーバ)基板(Ver.1.0)
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概要
FTR102 光モールトランシーバー(以下FTR102)基板は、基板上のプッシュスイッチによりモールス信号を約800Hzの光信号として送信します。受信はフォトダイオードにより受光し、オーディオアンプで増幅しスピーカーに出力します。外部キーやーや外部CWデコーダなどを接続できるように3.5mmジャックを搭載しています。
ここではFTR102基板の組立方について以下に示します。
はんだごてやニッパー等、取り扱いに注意が必要な工具を使用しますので、自己の責任において安全にご注意の上製作願います。
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回路図
約800Hzの信号発振に555タイマーを、オーディオアンプに2073を使用しています。
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PCB
PCBは両面スルーホールの72mmX47mmサイズ(秋月C基板)です。
部品は表の部品面
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部品表
基板上に実装する部品はすべて秋月電子通商で調達可能です。
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必要な工具
最低限必要な工具
はんだごて
温度調整ができる温調型とよばれるはんだごてを推奨します。
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ニッパー
100均等でも入手できますが、なるべく良質ものを購入してください。
はんだ
初心者向けには鉛を含んだ共晶はんだを推奨します。毒性のある鉛を含んでいますので取り扱いに注意願います。
あったほうがよい工具
ワイヤーストリッパー
電池ボックスやスピーカーの配線を切断・皮むきするのに良質なワイヤーストリッパーがあると便利です。
テスター
完成後のショート確認や電池の寿命判断等に使用します。
マスキングテープ
部品の仮固定など、手がもう一本ほしいときに使います。
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製作
はんだづけは、背の低い部品から順に行います。
抵抗のはんだ付け
抵抗は47Ω、1kΩ☓2、3.3kΩ、10kΩ☓2の6本です。向きはありませんが、カラーコードの向きを統一したほうがあとのチェックがやりやすくなります。予め足は根本で90度に折り曲げておきます。はんだ付け後、余った足はニッパーで根本から切断します。
47Ω 黄紫黒金
1kΩ 茶黒赤金
3.3kΩ 橙橙赤金
10kΩ 茶黒橙金
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IC
XD555とM2073をはんだ付けします。この部品には向きがあります。部品の切り欠きと基板のシルク印字の切り欠きをあわせてください。
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積層セラミックコンデンサ
0.1uF☓2と0.22uFの積層セラミックコンデンサをはんだ付けします。部品の向きはありません。
0.1uF 104の印字あり
0.22uF 224の印字あり
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トランジスタ、3.5mmジャック、電源スイッチ、および電解コンデンサ
トランジスタには向きがあります。トランジスタの形状と基板のシルクの形状をあわせてはんだ付けしてください。また、トランジスタの足は2~3mm程度になるよう、なるべく奥まで差し込んでください。
3.5mmジャックや電源スイッチが外れやすい場合は、マスキングテープなどで仮固定してはんだ付けしてください。
電解コンデンサには向きがあります。足の長い方がプラスです。また、コンデンサ表面にマイナスの表示があります。基板上のシルクの白い側がマイナスです。
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ボリューム
ボリュームの取り付け穴が2ヶ所ありますが、写真のように下側の穴を使ってください。
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LED
LEDには向きがあります。足の長い方がアノード(A)、短い方がカソード(K)になります。基板のシルクのA、Kマークに正しくはんだ付けしてください。なお、LEDの足は写真のようにあらかじめ90度曲げておきます。アノードとかソードが逆にならないように注意してください。LEDの半球面が基板の長手面と直角になるように注意してください。
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フォトダイオード、押しボタンスイッチ
フォトダイオードには向きがあります。表面にレンズの膨らみがある方を前に向け、左がカソード(K)、右がアノード(A)になります。表面のレンズ側を基板の外側になるようにはんだ付けしてください。足は、基板に密着するようにしてください。尚、この部品は熱に弱いので、短時間ではんだ付けしてください。足1本あたり2秒以内を目標としてください。まず、片方の足をはんだ付けします。その後部品の傾きなどを調整し、熱をさました後にもう一方の足を取り付けます。
押しボタンスイッチは向きがあります。正しい向きにのみ基板に挿入できます。基板から外れやすい場合は、マスキングテープなどで仮固定してはんだ付けしてください。
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電池ボックス、スピーカー
電池ボックスからの配線はプラスが赤、マイナスが黒です。それぞれ基板上の+とーのシルクのあるランドにはんだ付けしてください。
スピーカーからの配線はプラスが白、マイナスが青です。それぞれ基板上の+とーのシルクのあるランドにはんだ付けしてください。
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