2地点間の見通し距離(km)の計算
2地点間の見通し距離(km)の計算式がある。自局・相手局とも「標高70m地点でアンテナ高さ2m」とした場合、見通し距離は 「69.9(km) 」となる。だが現実的には、70km離れた地点間に山やビルなどの障害物があり見通せず、交信はできないだろう。(4.12とは、大気中での屈折を考慮した等価地球半径)
$ 2地点間の見通し距離(km)を計算する
$ D=見通し距離(km)
$ h1=自局のアンテナ標高(m)
$ h2=相手局のアンテナ標高(m)
$ h1=自局は標高70m地点でアンテナ高さ2m=72(m)
$ h2=相手局も標高70m地点でアンテナ高さ2m=72(m)
$ D=4.12×(\sqrt{h1}+\sqrt{h2})
$ D=4.12×(\sqrt{72}+\sqrt{72})=69.9(km)
自局は「標高70m地点でアンテナ高さ2m=72(m)」、相手局が山岳移動し「標高800m地点でアンテナ高さ2m=802(m)」だとした場合、見通し距離は 「151.6(km) 」となる。433M/FMで山岳移動局相手との交信で私にも経験がある。では双方とも「標高70m地点でアンテナ高さ2m」の交信はできないのだろうか・・・
$ 2地点間の見通し距離(km)を計算する
$ D=見通し距離(km)
$ h1=自局のアンテナ標高(m)
$ h2=相手局のアンテナ標高(m)
$ h1=自局は標高70m地点でアンテナ高さ2m=72(m)
$ h2=相手局は標高800m地点でアンテナ高さ2m=802(m)
$ D=4.12×(\sqrt{h1}+\sqrt{h2})
$ D=4.12×(\sqrt{72}+\sqrt{802})=151.6(km)