新しいアイデアは簡単に人に話してはいけない
たとえば、何か、ちょっとした
アイデア
を思いついたとする。昂揚したいい気分になる。友人にあったりすれば、話したくなる。半ば得意になって話したことに、相手がよほど人物ができているか、こういう点についての経験の豊かな人なら別だが、たいていは、あっさり、たいしたことではないといった反応をする。
若芽はあえなくつぶされてしまい、二度と頭をもたげようとしないだろう。
思考の整理学 (ちくま文庫)
155p,7