美術
視覚的、空間的な美を表現する造形芸術。絵画・彫刻・建築・工芸など。明治時代は、広く文学・音楽なども含めていった。「古—」「仏教—」
作品
特定の材料・様式などによって美を追求・表現しようとする人間の活動。および、その所産。絵画・彫刻・建築などの空間芸術、音楽・文学などの時間芸術、演劇・映画・舞踊・オペラなどの総合芸術など。「—の秋」「—品」
活動
および、その所産
作品
the use of painting, drawing, sculpture etc to represent things or express ideas
物事を表したり、考えを表現したりするために、絵画、デッサン、彫刻などを用いること
用いること
用いたもの
絵画、デッサン、彫刻など
作品
『近代美学入門』の第1章に、日本における「芸術」「美術」の成り立ちが出てくる 「美術」は明治時代に西洋から輸入され、訳語ができた
日本国政府がウィーン万国博覧会へ参加するに当たり、出品分類についてドイツ語の Kunstgewerbe および Bildende Kunst の訳語として黒川真頼(のち東京帝国大学教授・文学博士)が正式に「美術」と制定した。
Kunstgewerbe
Decorative arts(装飾美術)
arts and crafts
Bildende Kunst
Visual arts(視覚芸術)
Fine arts
できたばかりの「美術」=「芸術全般」と「造形芸術」の用法が混在
実在する物質を媒介として空間的形象を表し、人間の視覚に訴えることを目的とする芸術。絵画・彫刻・工芸・建築の類。空間芸術。造形美術。
下記のいずれも当てはまる
美術
明治時代は、広く文学・音楽なども含めていった。
art
絵画、デッサン、彫刻などを用いること
「芸術」は、それ以前からあった
芸術=技術、学問を指していた
「美術」ができて、「美術=造形芸術」「芸術=総合的な芸術」で使い分けられるようになる
辞書的に見ると芸術が美術を包有しているのはこのため
アーツ(諸技術・複数形)から、アート(芸術・単数形)が派生した、との言い回しもあった