現存のヘレニズム絵画の技法
現存する紀元前3世紀の作品
墳墓壁画や彩色墓碑が出土している
《ヘディステの墓碑》
大理石に彩色した墓碑
分析
工程と技法
第一段階
大理石に直接黒色でスケッチ
細部、陰影も念入りに描く
第二段階
非常に薄く彩色
スケッチはまだ見えている
第三段階
最終的な厚塗り
ハイライト
陰影
色彩
アース・カラー
茶色、灰色、オフホワイト(白に近いが白でない)
明度はさまざま
原色
青
彩色ではなくフレームの柱頭に見られる
アース・カラーとの対比を生む
《狩猟図》という別の作品も同様の色彩構成
5.56 meters long and 1.16 meters high
縦1.16m、横5.56mにわたるフレスコ画
ただし、彩色自体に緑や青も含まれている
古代絵画の研究における「絵画的」と「線的」の様式
絵画的
量感の表現
線的
輪郭線の強調
両者は必ずしも排他的でなく、補完しあうことがある
何らかの理由で前述の第二段階までで終了している彩色墓碑は線的様式が顕著