菜鸟网络(Cainiao)
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コンセプト: FASTER SHIPPING, GUARANTEED
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▼物流を制するものが中国ECを制す――火花散る〝再配達ゼロ〟競争(2018年10月29日)
菜鳥の取り組みは京東物流とは対照的だ。自社のトラックや配送員は持たず、既存の物流企業にシステムを提供して連携することで配送を行っている。送り状の電子化・標準化から始まり、中国全土の住所データベースの整備という国家レベルの仕事まで手がけている。都市再開発が急速に進む中国では住所がころころと変わる。日本のように送り主がフリーハンドで住所を入力するようなことがあれば、目的地がないということもありうる。そこで菜鳥は独自の住所データベースを整備し、登録されたデータベースから住所を選択するシステムを提供している。
さらにAI(人工知能)の活用も積極的だ。菜鳥のスマート倉庫システムではAIによって使うダンボールのサイズを自動的に算出する。一人の顧客が皿とコップ、包丁を買ったとして、どのサイズの箱ならばジャストフィットするのかを瞬時に算出する。この技術によって年間7500万個ものダンボールの節約につながったという。
これらの菜鳥の提供する物流システムは、浙江省杭州市を拠点とする、大手宅配企業5社「四通一達」(圓通速逓、申通快逓、中通快逓、百世匯通、韵達快逓の総称)を中心に約3000社もの物流企業が活用している。
▼(エイプリルフール?)Cainiaoの目指すスマートシティ (2018年4月頃)
▼中国大手物流サービス企業 「菜鳥(CaiNiao)」とは (2018年1月16日)
1 中国大手物流サービス企業 「菜鳥(CaiNiao)」とは、どんな企業なのか。
2 菜鳥網絡(Cainiao Network) はアリババ傘下のアリババの物流を一手に担うハイテクロジスティック企業。
3 企業概要
4 菜鳥の、独自のネットワークを構築する3つの計画。
5 菜鳥の使命
6 菜鳥の主な提供サービス
菜烏網絡は物流企業だが、自社でトラックを用意するわけではない。中国で主要の物流企業である順豊、円通、申通などの宅配大手などと、「中国智能物流骨幹網(中国スマート物流骨幹ネットワーク、略称CSN)」という物流システムネットワークを構築し、運用する企業だ。