話がこじれたときの会話術
話がこじれたときの会話術:ナラティヴ・メディエーションのふだん使い
G.モンク(著) J.ウィンズレイド(著) Gerald Monk(その他) John Winslade(その他) 池田 真依子(翻訳)
https://gyazo.com/d7dfc07994ac343f8e4e158505c69427
紹介
不安や苦痛を引き起こす対立に人びとが巻き込まれている状態を,物語を読み解くようにほぐしていく「会話術」を紹介。家族間の対立,会社内や組織間の抗争といった実践場面を引きながら,優勢な物語の中に例外を見つけるスキル(二重傾聴)や,問題と人とを切り離すスキル(外在化する会話)などを分かりやすく解説する。
目次
序文
第1章 実践の紹介
論理的立場
対立する当事者と別々に会う
最初のジョイントセッション
メディエーションと構造主義
要点のまとめ
第2章 文化と対立
調停者と文化的立場
文化とナラティヴ野関係性
文化,ナラティヴ,そしてディスコース
要点のまとめ
第3章 二重傾聴
当事者たちが同席する場合の二重傾聴
同じ言述から2つの物語を二重傾聴する
表出された感情を二重傾聴する
優勢な物語中の例外に目をつける
要点のまとめ
第4章 外在化と効果のマッピング
外在化
問題の影響をマッピングする
例の追加
離婚を考えている夫婦の話/姉妹の対立
結局どこに行く着くか?(私たちにもたらすもの)
要点のまとめ
第5章 相反する物語を構築する
修復会議における相反する物語
対立コーチングの例
相反する物語を展開するための原則
要点のまとめ
第6章 変化を持続させる
ファンタジー(空想の)物語
離婚調停における相反するナラティヴを持続させる
持続する変化の中で果たされる謝罪の役割
ナラティヴレターの書き方
要点のまとめ
第7章 意図的にスキルを活用する
前熟考の段階
熟考の段階
行動の段階
維持の段階
再発の段階
参考文献
訳者あとがき
著者紹介