授業を変える
授業を変える: 認知心理学のさらなる挑戦
米国学術研究推進会議(著) ジョン・ブランスフォード(著) アン・ブラウン(著) ロドニー・クッキング(著) 米国学術研究推進会議(編集) 森 敏昭(監修) 森 敏昭(翻訳) 秋田 喜代美(監修) 秋田 喜代美(翻訳) National Research Council(その他) John Bransford(その他) Ann L. Brown(その他) Rodney R. Cocking(その他) 21世紀の認知心理学を創る会(翻訳) https://gyazo.com/f01c2cd6f74a40b29c62c83e555f2fec
紹介
学習科学の知見をふまえ,認知過程や魅力的な授業実践を解説。
学習科学の知見をふまえ,
認知過程や魅力的な授業実践を解説。
超一流の研究者を総動員し米国が国をあげて出版した,学習科学の成果と教育実践が見事に橋渡しされた本。学習者の認知過程について,脳科学を含む最新の学習科学の知見をふまえ,子どもたちの豊かな学びを探求する人たちに,最も新しく魅力的な授業実践のあり方を解説する。
目次
まえがき
第1部 導 入
第1章 学習科学:思弁から科学へ
3つの焦点:人間,学校教育,学習可能性
学習科学の発展
第2部 学習者と学習
第2章 熟達:熟達者と初心者の違いは何か
情報の有意味なパターン
知識の体制化
文脈および知識へのアクセス
スムーズな検索
熟達者と学習指導
適応的熟達者
結論
第3章 転移:学んだことを活用するために
転移に影響を及ぼす先行学習の要因
転移に影響を及ぼすその他の要因
先行経験からの転移による学習
学校での学習の日常生活への転移
まとめと結論
第4章 認知発達:子どもはいかに学ぶのか
乳児の有能さ
特権的領域における乳児の能力
学習方略とメタ認知
子どもの知能観と学習観:学習と理解への動機づけ
子どもの学習をいかに導くか
結論
第5章 神経科学:学習を支える脳のメカニズム
学習の神経科学的な基礎
脳の発達を促す経験と環境
脳を発達させるための教育の役割
記憶と脳の過程
結論
第3部 教師と授業
第6章 学習環境:学びの環境をデザインする
教育目標の変化
学習者中心の環境
知識中心の環境
評価中心の環境
共同体中心の環境
テレビ
連携の重要性
結論
第7章 授業法:歴史,数学,理科をいかに教えるか
歴史
数学
理科
結論
第8章 教師の学習:教師の成長を支援する
現職教師の学習機会
学習機会の質
アクションリサーチ
教員養成の教育
結論
第9章 情報教育:学習を支える情報テクノロジー
新しいカリキュラム
足場作りと学習支援ツール
省察と自己修正のためのフィードバックの提供
学校と地域社会の連携
教師の学習
結論
第4部 結び
第10章 結論:学習科学の現状
学習者と学習
教師と授業
学習環境
第11章 今後の課題:学習科学のさらなる挑戦
包括的な研究課題
教材
教員養成・教職研修
教育政策
社会とメディア
本書を超えて
研究成果の伝達
結論
文献
委員名簿
謝辞
索引
監訳者あとがき