思考のための文章読本
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内容説明
本物の思考力は、先人の文章を読むことによって磨かれる—。着想し、論理を練り上げ、効果的に表現するという言語表現のすべての過程に作用する「思考」。古今東西の思索者たちは、どのようにそれを働かせてきたか。本書では、彼らの文章を自在に切り取り、さまざまに組み合わせることで、そのパターンを抽出しようと試みる。そこで分類された10の思考法は、私たちが本気で何かを考え、ひとに伝えようとするときの確かな指針となるはずだ。知的実践の基礎技術を網羅した前著『知的トレーニングの技術』の応用編となる、画期的な試み。
目次
第1章 単語の思考—単語は巨大な思考単位である
第2章 語源の思考—原初の宇宙観に立ち会う
第3章 確実の思考—方法的懐疑と論理
第4章 全部と一部の思考—反証・量化・代用
第6章 転倒の思考—視点の転換
第7章 人間拡張の思考—メディアと技術の見方
第8章 擬人法の思考—どこまでがヒトか
第9章 特異点の思考—誇張法の系統樹
第10章 入れ子の思考—思考の原始構成