論文の読み方
佐藤さんより,論文読みの日課について
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論文: Title
著者
リンク
引用数
掲載元
どんな論文?
アブストラクト
結論
ここ見たらどんな研究なのかわかること、以下の伏線になること
先行研究と比べてどこがすごい?
関連
新しさ
独自性
技術や手法のキモはどこ?
どうやって有効だと検証した?
実験結果
議論になっていることはある?
次に読むべき論文は?関連研究からも参考になる
自分はこの研究の中でどこが好きだったか?
その中で一番引用されている論文はなんだったか?
その分野のどこが一番面白いとこだと思ったか?
今の社会と合わせるとどこが問題だと思ったか?
どういう人と話したいと思ったか?
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by 落合陽一先生
目的 1から順番にやっていく
1. 興味のある理由を言語化する
2. 先人たちがやり残していることを理解する
3. 2を解決するためのアプローチを調べて理解する(論文でなくてもいい)
N. 助けて欲しい内容を言語化する
方法
興味のある分野を25本程度読む
具体的な方法
1. 面白そうなものを見つける
会議名 + 検索ワード
e.g. siggraph sound
2. 動画などを見て面白そうか品定めする
3. 一般的な論文の構成を意識して1時間とか時間を決めて一気に読み切る
論理構造の把握に努める
https://scrapbox.io/files/65206caef2b108001cd6e738.png
読む順番
アブストラクト
結論
実験結果
関連
新しさ
独自性
4. 試しに実装してみる
5. 読み終わったらどんな論文かをまとめる
一番上に記載
論文を読む理由
以下を解決できる
理解力が足りないという勘違い
地頭不要
知識により高度な理解と高度な推測ができる
アイデアがゼロから生まれるという勘違い
アイデアは既存知識の組み合わせ
論文が既存知識の宝庫
思いつきは誰かがすでにやっている
僕の意見はやっぱり勝つべきして勝つ
僕の意見としては,スティーブ・ジョブズのconnecting dotsで,点と点を繋ぐには過去を振り返るしかない,だから将来何らかの形で点が繋がると信じる
今やっていることに価値があると信じて,これが何かに繋がると信じる
自分の考えの生成
自分の考え + 論文
原著論文の構成
1. Title
2. Abstract
3. Introduction
4. Methods
5. Results
6. Discussion
7. Table
8. Figure
9. Reference
1. Title
基本的には、AがBを介してCを起こす、といった感じで
その論文で「1番言いたい事」
2. Abstract
論文全体の中身を短く要約したもの
「分かった気になる」には十分
「何となくわかった」状態を作るために読む項目
3. Introduction
なぜ、その研究が重要なのか
今までに何が分かっていて、何が分かっていないのか?
といった、その論文を理解する上で不可欠な背景知識が書かれています。
4. Methods
方法
実験条件
が別の研究グループが同じ結果を再現できるように書かれています。
5. Results
Figures が視覚的理解出来るのに対して、Resultsは文章(テキスト)で理解できる項目です
6. Discussion
Discussion は唯一結果の「解釈」が書かれた項目です。
筆者の考察が読める「一番楽しい」項目でもあります。
7. Table
8. Figure
9. Reference
Google Scholarの '' のマークのMLAから引用できる