アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち (文春e-book)
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上司とぶつかることの多かった前沢は大社のそういう部分に救われたことが何度かあった。立場の違いを越えて腹の内を 曝 け出せる相手だった。球団を去る直前も大社の元を訪れた。人事に憤り、自分の居場所はここではないと 尖る前沢に、大社は目尻を下げたまま「そうか」と言った。「お前の好きにしたらええやないか」 引き留めようとはしなかった。大社は何についても直接介入することはなく、それでいて突き離すこともなかった。
吉村はプロ野球のチームづくりとは、編成の実権を握った者の時々の個人的感情で決断されるべきではなく、球団の理念に基づいた永続的な物差しに基づくべき
「遠くを見るためだ。トップは小さなゴミを見つけて拾うためにいるのではない。大局観を持つためにいるんだ。トップが下を見たら、その下の者はさらに下を向く。その下の者は何もしなくなる」