米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』
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(著) 米澤穂信
ISBN:4101287821
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。
#61.12_本
目次
身内に不幸がありまして
北の館の罪人
山荘秘聞
玉野五十鈴の誉れ
儚い羊たちの晩餐
感想メモ
短編集
2025/11/08に読了
購入は2022年2月3日
途中まで読んで放置していたが、Kindleで何を読もうか探していたところ放置していたことに気がついた
「山荘秘聞」から最後まで読んだ
「山荘秘聞」
別荘を手入れしている管理人が遭難した男性を保護するお話
オチがいい
わたしは口約束を信じませんので、手付け金は渡してありました。
おそらく解釈は自分がした通りで間違いがないと思うけれど、別の解釈もできる
そりゃそんだけ手をかけて綺麗に保っているんだから、お客さん来て欲しいよね
「玉野五十鈴の誉れ」
この物語に出てくる人はいわゆるサイコパス的なロジックで動く人が多いけれど、祖母もその一種と捉えられる
サイコパスというより文化の違いか
これもオチがいい
というかオチの一文がいい(怖い)
「儚い羊たちの晩餐」
表題の作品
なるほど、このタイトルがこうなるのかと唸った
アミルスタン羊
バベルの会はこうして復活した
「身内に不幸がありまして」、「北の館の罪人」はだいぶ前に読んで覚えていないので読み直す