基本レベルカテゴリー
- カテゴリーの成員が同様に知覚される全体的な形状をもつもっとも高いレベル
- 単一の心的イメージがカテゴリー全体を反映し得るもっとも高いレベル
ジョージ・レイコフ『認知意味論』より
人々が、そのように分類されたものについての通常の日常的な経験において、最も自然で適切であると考えるレベルで形成されたカテゴリー。基本レベルのカテゴリー(例:鳥、テーブル)は、それを分割できるより具体的な下位カテゴリー(例:鷹、ダイニングテーブル)よりも広く、それを包含できる上位カテゴリー(例:動物、家具)よりも抽象度が低い。基本レベルのカテゴリーは、通常、以下の基準を満たす。(a) カテゴリのメンバー間で高い類似性がある一方で、異なるカテゴリのメンバーとの間で低い類似性があるカテゴリ化のレベルを表している。(b) メンバーが類似した一般的な形状を持つ最高レベルを表しており、したがって、単一の心的イメージがカテゴリ全体を表すことができる最高レベルである。(c) 多数の属性を列挙することができる最高レベルを表しており、そのほとんどがカテゴリのほとんどのメンバーに適用される(家族の類似性を参照)。基本レベルのカテゴリーの名前は、一般に、自然言語で問題となっているものに最も頻繁に適用される用語、最も早く学習された用語、最も容易に記憶される用語となる。基本カテゴリ、自然カテゴリとも呼ばれる。
basic-level category - APA Dictionary of Psychology