リスクマネジメント
リスクマネジメント(Risk management、リスク管理)
プロジェクト管理でやることの一つ
「プロジェクトのリスクを識別し、分析し、リスクに対応するための系統的なプロセスで、プロジェクトの目標に対してプラスに働く事象には、それが起こる確率とその発生結果が最大となるように、マイナスに働く事象については、逆に最小となるようにすること」とされている
リスクの定量分析
プロジェクトの個別の特定した個別リスクと、プロジェクト目標全体における他の不確実性要因が複合した影響を数量的に分析する。
リスクには種類がある
リスク(脅威)
プロジェクトにマイナスの影響を与える
リスク(好機)
プロジェクトにプラスの影響を与える
リスク(好機)、リスク(脅威)のそれぞれに対応戦略というものがいくつかある
リスク(脅威)への対応戦略は「エスカレーション」「回避」「転嫁」「軽減」「受容」の5種類がある
エスカレーション
回避(かいひ)
リスクそのものを取り除いたり、プロジェクトに影響がないようにスコープや目標を縮小・変更する方策
リスクの回避
転嫁(てんか)
リスクによるマイナスの影響を第三者へ移転する方策。
リスクのある業務・作業のアウトソーシング
損害保険の契約によってリスクの影響を自社から他社に移転する
リスクの転嫁
軽減(けいげん)
リスクの影響範囲を狭くしたり、発生確率を低減するような方策
リスクの軽減
受容(じゅよう)
リスクが現実化した時の影響が許容可能範囲内である時やリスクの除去が困難である場合に、特段対策をせずにそのままにしておくこと。対策費用が予想される損失金額を上回っているときなどに採られる方策
リスクの受容
リスク(好機)への対応戦略は「エスカレーション」「活用」「共有」「強化」「受容」の5種類がある。
エスカレーション
活用(かつよう)
好機が確実に到来するように、顕在化の不確実性を取り除くための戦略
リスクの活用
共有(きょうゆう)
好機を得られる能力の高い第三者にプロジェクトの実行権限の一部、または全部を与える戦略
リスクの共有
強化(きょうか)
好機のプラスの影響を増加させたり、その発生確率を高めたりする戦略
リスクの強化
受容(じゅよう)
積極的な利用はしないが、好機が実現したときにはその利益を享受しようとする戦略。対策費用が予想される利得を上回っているときなどに採られる
リスクの受容
純粋リスク
マイナスのリスク
投機的リスク
プラスとマイナスのリスク
リスクマネジメントに関する規格
ISO 31000
JIS Q 31000
PMBOK 第6版にきちんとしたものが載っているはずなのでいつか調べたい
確認用
Q. リスクマネジメント
Q. マイナスの影響を起こすリスクとは
Q. プラスの影響を起こすリスクとは
Q. マイナスのリスクの対応戦略の5つは何があるか
Q. プラスのリスクの対応戦略の5つは何があるか
Q. リスクマネジメント リスク(脅威)の「回避」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(脅威)の「転嫁」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(脅威)の「軽減」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(脅威)の「受容」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(好機)の「活用」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(好機)の「共有」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(好機)の「強化」はどういうことをする
Q. リスクマネジメント リスク(好機)の「受容」はどういうことをする
応用情報技術者令和3年春期問54 "強化"の戦略はどれか|応用情報技術者試験.com
関連
ISO 13335
ISO/IEC 27000 Information technology — Security techniques — Information security management systems — Overview and vocabulary
JIS Q 31000:2019
リスクアセスメント
参考
リスクマネジメント - Wikipedia
リスクマネジメント入門<JISQ31000 準拠>(pdf)
応用情報技術者令和3年春期問54 "強化"の戦略はどれか|応用情報技術者試験.com
【RMリソース】リスクマネジメント Lesson | リスクマネジメント協会
#PMBOK #プロジェクト管理