ラッセルのパラドックス
ラッセルのパラドックス(Russell's paradox)
ラッセル集合は自分自身を含むような集合
ラッセル集合を$ R として、
$ R = \{ A | A \in R, R\text{は集合}\}
ラッセル集合とは,それ自身を要素として含むような集合のことであ
るとする.すなわち,X ∈ X であるような集合 X のことをラッセ
ル集合とよぶことにする.さて,M を,ラッセル集合でないような
集合の集合であるとしよう1 .このとき,M 自身はラッセル集合だろ
うか?もし M がラッセル集合だとすると,ラッセル集合の定義より
M ∈ M である.しかし,これは M の元はラッセル集合ではない
ことと矛盾している.ところが,M をラッセル集合ではないと仮定
してみても,M はラッセル集合でないような集合の集合だったから,
M ∈ M であり,したがって M はラッセル集合となる.
確認用
Q. ラッセルのパラドックス
参考
メモ
調査用
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