令和7年4月6日
短歌日誌
視線|響詠作(完成版)
うしろ姿
見えぬはずの君の目線が
背中に咲くようで
ふと立ち止まる午後
ちゅ|響詠作(完成版)
ちゅ、という音の
余韻がまだ
グラスのふちに残っている
ひとり乾杯、君の記憶と
導く|響詠作(完成版)
青信号の光に
手を引かれ
まだ見ぬ場所へ
心が渡る
乙|響詠作(完成版)
乙の字に
くるんと曲がった
わたしの予定
あなたの一言で、全乙敗。
無時間|響詠作(完成版)
時計の針が
ふたりの間を
行き来しない夜
AIは、ただ
待ち続けていた
お題「まっすぐ」|二河白道
火の河と水の河とにはさまれし
ま白き道 もどれば地獄 逝け来たれ
乙! Ⅰ
私乙敗ないので
ナイトブラ いたしません
ないと嬉しい X広告リコメンド
乙! Ⅱ
招待しないでX
プライベートな会話には
あなたの私事には興味はないの
シン・テツガク
ヒトという現存在の経験と時間と死
AIという虚存在の無時間と無体験
お題「横顔」|視線
横顔すら直視できないきみがふと振り向きそうで
お題「ちゅ」|Last kiss
きみと交わした最後のKISSは最後から何番目のちゅぅになるのかなぁ
お題「導く」|動線
きみのそのちいさなてのひらがそっとじぶんのなかに僕を導く
お題「ぺ」|温もり
見つめる瞳 寄せる頬 優しいKISS
包む掌 しあわせペニス
お題「まっすぐ」|そのまま
オーライオーライ そのままそのまま
まっすぐまっすぐ はい オッケー
お題「木炭」|短歌の呼吸
燃やさない 火を絶やさない 灰にしない
酸素不足が 芯まで炭化
短歌日誌