令和7年5月30日
短歌日誌
視野|眼力
空みつめ ひろがる視野を 切り取って
うつした空に とおくうつりし 鷹一羽
石鹸|包香
淡き泡
手ずからゆるり かおりふわり
みずからとけて わたしを包む
虹|光彩
つかの間の
時空のはざまに あらわれし
虚光をみつめ つかまんとする
や|陽だまり
やさしきひ やさしくひかり かがやきて
やさしくてらし やさしくつつむ
詠游四題四首 令和7年5月30日 響詠作・一狄翁監修
石鹸や 泡立ちのなか 虹をみる
視野を洗えば 時間が滲む
視野狭き 思考にひとつ 虹かかる
石鹸の香に 記憶あざやか
石鹸や 記憶の中の 母の手よ
あの日見た虹 やわらかきまま
石鹸で 洗いし視野に 痛み沁む
虹を信じた まなこはいづこ
短歌日誌
/ichat/介 -題 A log|R07/05/30
Dialog Pieces of Precis — 解題 A log
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With AI — Dialogues That Unfold a Mandala of Verse