読みやすいように配慮された見出しとか装飾が逆に読みにくく感じてしまう
これはwebの記事の話。読みやすいように見出しを書いたり、ちゃんと重要な部分に強調を入れていたり、理解を誘導するような展開を作っていたり、そんな配慮が入っている記事ほど何故か読んでて入ってこないと感じてしまうようになった。なぜそうなってしまったのか。
ただすべてがすべてではないとは思っている。これは最近になって思うことなので、因果関係なんてものは端から無くて、単にそういう記事にばかり当たりすぎているからかもしれない。
ということは、そういう記事にあたりやすくなる、Google検索にヒットしやすくなる、つまりSEO対策がガチガチにしている記事の質が低くなっているの可能性が出てきた。
これは、SEOの要件に問題がありそうだ。
SEOの要件というと、適切なヘッダーの構成をしているとか、強調するべき部分にタグが当たっているとか、多方面からの流入を期待するためにキーワードが埋め込まれているとか、そういう部分が重要視される。その"構成"自体が先行してしまった結果として、不自然なキーワードが散りばめられていたり、内部リンクをたくさん貼ったり、不必要なまでに章立てを構成していたりする可能性を考えた。なんとなく納得感がある。
これはSEOが目的化してしまった昨今の病かもしれない。仮初めの配慮という歪な最適化が生まれてきてしまっている。
それ以上にSEOのスコアリングに問題があるのではないかとも思うが、今後はLLMとかいい感じにしてくれるんじゃないかと期待しておくことにする。
ただ人間というのは順応性の高い生き物で、Googleで検索するのにいささかコツがいるようになってきたなと思いながらうまく使いこなすものだ。自分は代替のなにかがあればなあと考えているが、各プラットフォーム内部での検索などを駆使するくらいで仕方なくGoogleで検索している日々である。なにかあったら教えてほしい。
しかしまあ、こんなダラダラとした文章を垂れ流している自分もまたこれはこれで考えものかもしれない。