“小さな泊まれる出版社”を読んだ
思ったことを書いておかないと忘れてしまう気がするので書いておく。公開する意味もないかもしれないけれど、メモに沈めていても意味もないのでとりあえずひっそりと置いておく。
すごく感動した。最初の方から泣きそうになって読んでた。
ちょっといいなと思ったエピソードを引用すると、2号店完成のイベントの後に残ったメンバーで写真を撮ったときにひどく疲れ果てているはずなおにみんな不思議と笑顔だった、という話が、すごく、じわじわと感じるものがある。
自分がやりたいなーと思うことに、環境は違えど同じようなベクトルを感じた。
素敵な話だった。神の導きのような出会いや、奇跡的な巡り合わせ。試行錯誤や失敗だったりの話もすごく好き。見えない話もたくさん背景にあるんだろうなと想像する。すごく分かる話もたくさんありつつ、新しい世界もまた感じた。
対して、共感は思っていたよりも薄い。
だけれど、これが陥るところなのだろうと思う。本でも言及されていた一方的なメディアの範囲内であるからだったりもある。なんとも言えないもやもやがある。だからこそ読みすすめるにつれて、実際に足を運んでみたいと強く増して思った。体験して初めて腑に落ちる部分があるのだろうと。歩くまでわからないものがある。
そして、もっと世のいろいろな世界の本を読み漁りたくなる気持ちにもさせられる本でもあった。
いまこの本をだれかに勧めたいと思える人は、1人だけいる。感想になってないけれど、そういう側面のある本だった。
またなにか思うことがあったら追記したい。