AIとUI
AIがいろいろ代行できるようになれば、UIは要らなくなる。元々「UIは無いほうがいいもの」。
Webブラウザーほか、ネットにつながるアプリは「ユーザーエージェント」と呼ばれているけど、AIは本当に代行ができるほどのエージェントになりつつある。
今のところAIはWebサービスやアプリをユーザーとして操作できる。WebサービスのUIもAIになったら…人→AI→AI→サービス。AIとAIが協調して、単一のサービスや組織だけでは賄えない価値を提供できるようになるはず。「その商品なら専門店に行ったほうがいいですね」みたいなことも起きれば、マルチエージェント。その仕組みに標準化はいらない。AIに接続さえすればいい。
AIとのインターフェイスを標準化しようとするMCPは悪手。AIを扱えない技術者が考えそうなこと。
MCPはかつてネットを標準化しようとして何もできなかった「セマンティックWeb」と同じ発想のような。無秩序な情報を機械処理しやすくする標準化。
唯一の実用例は、Google検索に情報を付け足すやつ。検索結果1位だけにされる特別扱い。
ところが、セマンティックWebは機械側が無秩序な情報を扱えるようになって実現された。セマンティックWeb時代が始まったのに、何も起きてない。目的もなく研究されてきた証拠か。
見方を変えると、UIの標準化。標準化してないのに標準化される。
サービスごとに自分らのユーザーにあわせたUIを用意しなくてよくなる。個性あるユーザーではなく、没個性なAIに分かりやすければいい。
UXの終焉。シンプルでクリーンなUIだけが求められる。
ボタンだけに頼る時代も終わる。本当のアクセシビリティが始まるかも。
AIフレンドリーなAPI
APIフレンドリーなUI
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