シモベ外伝ネタバレ感想(韓国版32話)
シモベ外伝ネタバレ感想(韓国版31話) …前回の感想
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韓国版32話感想(現在、英語は28話まで、日本語は27話まで)
2023/12/04時点
光さんのことをhyungって呼んだ!!!
読んでいて文字通り、リアルで声出た。
和也が光さんをhyungと呼ぶ日が来るとは…!!!
日本語訳が今から心配です!
和也がsubmissiveとしての力を発揮するときが来るのかな…と思っていたけど、ずっとソ・シウで通してたし、残り話数なさそうだしで、どうなるのかと思ってた。
光さんの弱点をようやく把握…!?
残り1話でどこまで進むんだろう???
今のままでは光さんが和也について海外に行くのはなかなか想像しにくい。
むしろ和也が家を出て光さんの家に押しかけるくらいじゃないと…😂
(いやでもその場合、和也の仕事が想像つかない…)
数年後…というのはやらないでほしい。
ここはやっぱり外伝S1完、S2近日開始…が良いと思うんですよ。
和也はどこで恋に落ちたか?
ここ数話、それぞれ回想シーンが入ってるわけだけど、改めて和也にとってエレベーターのシーンがとても重要だというのが分かった。
光さんはいろいろ思い出しているけど、和也が自分の気持ちに気づいたときに思い出すのはエレベーターのシーンだけ(30話)
エレベーターのシーンでは…(21話)
英二たちから暴行を受けた後、良いレストランに光を呼び出したけれど、人が多くなったときにフラッシュバックしてしまった。
レストランを逃げ出すが、エレベーターでも人が乗ってきておそらくフラッシュバックが起きて震えていた。
和也は弱みを見せないように振る舞っていたけれど、光さんが気付いて手を握り心配した。
…という流れ。
このことが和也にとって重要なのは、単純に暴行後のトラウマを助けてくれた…というだけじゃなくて、光さんが自分のことを愛しているわけでもない(むしろ敵対している)のに優しくした…ということなんだろうか。
和也にとって愛とは…、つまり祖母からの愛が煩わしいものだったんだろうか。
和也が何をしようと愛は変わらず、その代わりに支配され管理されて、和也の意思は無視される。
外伝5話の過去回想で、優が「他の人みたいに平凡にやれないのか」(グループセックスを止めたい)と言ったとき「しつこいのは好きじゃない」と答える。「俺のこと少しは愛してくれないか…?」という優に対して和也は何も答えない。
またその後(外伝4話)「俺が優の全てを管理しているのに」といい、本編60話で薬を使うことを提案する英二に対して「分かってないな 優はそんなの使うよりかわいがってって尻尾振ってるのが一番かわいいんだ」と答えてることから、和也は優を愛していないけど「優から愛されていて相手を支配していること」は良いと考えているように思う。
これって祖母からの愛と同じじゃないかと思った。
愛という関係があるなら、自分(和也)の意思が無視されて支配されるより、祖母の側に立って、相手の意思は無視して支配する方が良いということじゃないかと。
そして祖母と同じように、優は和也が何をしても愛していると和也は思っていた。
(途中まではその通りだった)
だからこそ、好意を持っていない光さんからの優しさ/同情が重要だったのかも。
和也は外面良く振る舞って相手から好意を得て、そうすると相手をコントロールできること、相手から愛されることを知ってる。
でも光さんとの関係はそういう始まり方ではない。
この観点で外伝を見直すと、和也が光さんを意識し始めたのは暴行前、パーティーで英二にあってボトムに転向したんじゃないかと疑われたときに光さんが助けてくれたときじゃないかと思う(外伝14話)
これより以前、和也は光さんを呼び出すのに理由がある。
(セックスで優位に立つため、勃たなくなったため、パーティー前に光が秀一のスパイだと思い連絡を取ろうとする)
けれど、これ以降、呼び出す理由がなくなり(暴行後に無意識に呼び出す、良いレストランに連れて行く、飲み会中に呼び出すなど)あったあと帰る光さんを引き止めようとし始めるようになる。
(それ以前、和也はほぼ毎回意識失ってるので、和也が暴行受ける前に光さんが遠慮がなかったということかも…)
なので、パーティーで英二から救われたときに和也は光さんを意識して、暴行後のエレベーターのところで落ちたんじゃないかと思う。
一方で、光さん側はいろいろ思い出していて、なぜ思い出してるのかよく分からないシーンも多い。
27話で動揺した和也に殴られたとき「もう終わらせたい」と思いながら思い出すのは:
店を脅され2回目に会ってボトムになることを求められたとき
3回目にセックスした後、もう会わないと言って殴られたとき
ボトムに転向したと疑われた和也を助けたとき
暴行後、乳首ピアスを取ったとき
暴力後、吐きながらも無理やりセックスしようとした和也の頭を撫でてセックス続行したとき
セックスせずに眠ったとき
上2つは嫌な記憶で、後半は光さんが和也を助けている記憶。
28話で和也との関係を否定する前に思い出すのは:
和也暴行後の翌朝、家族のことを話したとき
暴力後、吐きながらも無理やりセックスしようとした和也にキスしてセックス続行したとき
夜食を食べることを提案する前、和也の体調を心配したとき
初めて光が優に、警察を呼ぶかと声を掛けたとき(優が「俺が頼んだから」と答える)
バーを脅すために残した和也の電話番号メモ
飲み会中に呼び出したとき(西林家具や従業員の脅しを匂わせ、優は同意してたと言う)
上3つは良い記憶、下3つは悪い記憶で、改めて西林家具を脅したときのセリフを思い出して、害をなす人だという結論になったのだと思われる。
ちょっと面白いのは、光さんは和也を助けたときのシーンを和也よりたくさん思い出してるけど、和也にとって重要なエレベーターのシーンはないこと。
すれ違ってるがゆえに、光さんが何気なく取った行動だということだろうから、和也にとって、より純粋なものだと感じられて重要なのかもしれない。
光さんはここ数話で、こんなやつに同情するなんてと自分に苛立っていた。
普通、悪人であっても同情するのは当然だと思うけど、光さんにとっては違うみたい。
これは同情という言葉にしてるけど、実際には親愛の情を含むものなのか。
それとも光さんは大変な家庭環境をサバイブしてきたからなのか。
つまりホモフォビアの光さんの父は、愛の名のもとに、子のアイデンティティを矯正しようとした。
(日本語訳では、父が不安障害となっているけど元はフォビアで、英訳では、父がホモフォビアで光さんは精神病院に入れられた=おそらくコンバージョンセラピーを受けさせられた)
なので光さんにとって、たとえ父に対して愛が残っていたとしても、自分や自分の大切な人たちに害を与えるなら切り捨てなければならないものと考えていて、同情もすべきではないと思っているということなのかもしれない。
光さんにとって「同情する」ということが重要なものだとしたら、もしかすると、光さんが頭を打ったときに見た和也の心配する顔を見たということもより重要なものだったのかも。
光さんにとって単純に本当に心配してる…というだけでなく、自分の大切なもののカテゴリーのなかに入れる感情なのかも。
実際、和也はそれまで同情なにそれ…みたいな性格なわけですが。
光さんの家族に対する行動を考えると、もし和也が光さんにとって大切な人のカテゴリーのなかに入るとしたら、和也が祖母から命じられて行動する…ということも反対しそうな気がしないでもない。
(でもあと1話)
光さんは和也を受け入れるのかどうか?
いくらなんでも1話では時間が足りないんじゃないかと思うんですけど!
和也が光さんを大切に思ってるのは分かった、セックスも顔も体も好み。
だけど好きかもと言われて言い争いになって怪我して数日、性格を改善すると言った上にセックス強行してまだ数十分(?)。
セックスの相性は上がってるけど、親密さとか信頼はまだ少し掛かるのでは!?